ステキなお題が出ていたので参加します！
数日前、
子ども部屋の本棚が、
もう隙間がないほどぎゅうぎゅうになってしまったので、
昔読んでいた絵本を少し処分しようと、
整理していたときのこと。
久しぶりに手に取ったのが、
この絵本でした。
今度高校生になる長男が0歳のとき、
友人からのプレゼントでいただいた絵本。
原題は「Someday」という本です。
はじめて読んだとき、（もう15年前！）
最初の1ページ目が自分の今でした。
まだ産まれて数ヶ月の長男を思って、
これからいろんなことを子どもと経験していくのだろうな、
私は良い母になれるのかな、
こんな小さなこの子がつらいことにあうなんてあるのかな、
自分の母はこんな気持ちで私を育ててくれたんだろうな、
そんな気持ちでいっぱいになり、
号泣でした。
その後、何度も何度も長男に読み聞かせしながら、
読むたびに泣きそうになる絵本。
長男のお気に入りの1冊でした。
3歳くらいだった長男から
「ママもおばあちゃんになるの？」
と、聞かれたことも覚えています。
ここ数年は
この本を読む機会がありませんでした。
子ども部屋の本棚で、
「あ！！」
と、見つけて手に取った私は、
読みながら、そのまま号泣していました・・・
もう小さな指にキスをしたことも遠い遠い昔に思えて。
私の手にしがみついていた日ももう遠い昔。
嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、つらいことを、だいぶん一人で背負っているんだろうな。
そして、これから遠くない将来、
私からはなれ自立していく。
「とおざかっていく あなたを みおくる ひが やってくる」
そんな自分自身に重ねて。
産まれたばかりの長男と病室ではじめて一緒に過ごした日から、
これまでのいろんなことを思い出して。
そして、たくましくなる一方の彼のこれからを思って。
気付いたら、ぼろぼろと涙があふれていたのでした。
この絵本、読むとき、読む人によって、
全く受け止め方が違う、
でも皆が何か感じることができる、
そんなステキな絵本です。
もう長男も次男も自ら手に取ることはない気がしたけれど、子ども部屋の本棚にそっと戻しました。
次開いたときは、次男のことを思って読むのかもしれない。
きっと数年後、またこの本を読んで違う感動を味わうことでしょう。
Ｚ会の通信教育 資料請求 
はこちらから！
ブログランキングに参加しています。
