プロになるわけでもないのに、
どうしてずっとピアノ続けてるんだろう???
長男をみていて、たまにふと思います。
ピアノって途中で辞めちゃう人多いけど、
なんでだろう??
周りでも小学生ではけっこう習っている子多いけど。
中3の長男、高校生になっても、
週1回のレッスンは全く辞める気はなさそう。
むしろ弾いてみたい曲は次々にあるようで・・
練習時間が全く追いついていない現状。
長男が今練習中の曲、
ベートーヴェンのテンペスト第3楽章↓
テンペストって、嵐という意味だそうで、
曲を聞くとその激しさがよく分かります。
特に第3楽章は、ほぼ最後までノンストップです。
切なくなる旋律で、私は辻井伸行さんの演奏が一番好きです。
これを1から譜読みして練習していくには膨大な時間がかかります。
11月頃から練習をはじめた長男、
ようやく通してなんとか弾けるまでになりました。
でも、ここからが長いのです。
まずテンポアップ。
ゆっくり弾いていても、嵐のようには感じられません。
ある程度テンポアップできても、ただ早い曲というだけでは
あの美しさは感じられません。
一番大変そうで楽しそうなのが、曲を作っていく時間。
レッスンでも表現の仕方や曲想について教えてもらえますが、長男の曲は、自分自身で作っていくしかありません。
いろんな人の演奏を聴き比べてみたり、
自分の演奏を録音しては直していく作業。
少し満足できる演奏になったら、
ピティナで評価受けるなど、発表の場を探します。
もう完全なる趣味の世界です。
時間がない中、よく続けていると思います。
いつも練習後に長男からコメントを求めらるけど、
素人の親ではむずかしい、、
でも私もいろんな動画をみて、
素人なりの感じたままのコメントしてます。
毎回のその期間で思うのが、
ピアノって素晴らしい習い事だなということ。
実用性で言ったら、
ゼロです!
プロを目指すわけでなかったら、
何かの役に立つわけではないし。
レッスン代だけでなく、ピアノのメンテナンスや発表会や審査の代金、衣装代などなどお金もけっこうかかります。
でも、音楽を自分で表現するということは、
何百年も前に書かれた楽譜を読み、
自分にしか弾けない音楽を作るという作業を通して、
心が豊かになるのかな
発表会や文化祭、
あと最近よく置いてあるストリートピアノ、
そういった人前で弾く機会は
自信になったり、心を強くしているのかな
そんな風に思ってみています。
ほんと素人の親の率直な気持ちです。
次男も、ライバルはお兄ちゃん。
3月はピティナ4回目出場でチャレンジします!
2人の演奏を、譜読みから完奏するまで毎回立ち会える(聴いてるだけですが笑)ことが母としてただただ嬉しく、お金も時間もかかるけど見守っています。
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